渡辺直美で振り返る“渡米芸人”たち、90年代に大成功した女性コメディアンの名前
長井秀和の不倫
長井秀和は2003年、「間違いないっ!」の漫談でブレイク。07年9月に会見を開き、「1年間、ニューヨークの語学学校に留学する」ことを発表した。
集まった記者に「5、6年前から英語圏でスタンダップコメディーができる芸人になりたいという気持ちが強かった」と抱負を語った。
ところが同年5月、長井がフィリピン滞在中に17歳の少女とわいせつな行為に及び、男数人に身柄を拘束されたことを「女性自身」と「FLASH」に報じられた。
長井は金銭を払って解放され、所属事務所が「詐欺の被害者」と反論を行った。そうした経緯を経た上での留学発表だったのだ。
渡米後は現地のコメディクラブでライブを開く様子が動画配信されたりしたが、再び女性問題が浮上する。同年10月にカナダ人タレントとの不倫が報道されたのだ。
08年には離婚を公表し、会見で女性関係について反省を示した。だが、この頃からテレビ出演が激減してしまう。
綾部祐二の場合
ここ数年で“渡米”が大きな話題になったのは、お笑いコンビ「ピース」の綾部祐二(43)と、ゆりやんレトリィバァ(30)だろう。
ピースのブレイクは2011年とされるが、当初「アメトーーク!」(テレビ朝日系列・木・23:15)などでは、綾部のほうがトーク力などを評価されていた。
だが相方の又吉直樹(40)が15年に芥川賞を受賞すると人気は逆転。コンビ間格差が目立ち始める。
綾部は16年に会見を開き、ニューヨークを拠点にすると発表。18年にはWEBサイトを開設し、今も現地で生活しているはずだが、テレビなどの露出は極めて少ない。
その一方で今年2月には、綾部が出演したモスバーガーのWEB・CM動画が公開された。期間限定メニュー「マッケンチーズ&コロッケ」を宣伝するもので、ネットメディアが記事にするなど話題になった。
ゆりやんレトリィバァは3月7日、R-1グランプリ2021(フジテレビ系列)で優勝を果たした。彼女は関西大学で英語の勉強を続けたこともあり、ブレイク前からテレビ番組などで英語力を発揮していた。
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