覚せい剤の売人は本当に消えたのか? 日本最大のドヤ街「大阪・西成」を歩いてみた
日本最大のドヤ街「大阪・西成」。日雇い労働者で溢れるこの地域は、かつて“シャブ中天国”と呼ばれていた。白昼堂々、スラム化した街の中を売人たちが、徘徊していたというのだ。近年は街の浄化が進んでいるとも伝えられているが、売人たちはまだ棲息しているのか――。一帯を歩いてみた。
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ドヤ街は、JRと南海鉄道が乗り入れる新今宮駅から徒歩1分の場所にある。一昔前までは旧地名から「釜ヶ崎」と呼ばれていたが、今は「あいりん地区」が一般的な呼称だ。...