専門家が中国「全人代」を分析すると… 「完全に方向性を見失っている」
今月5日、中国の国会に当たる第13期全国人民代表大会(全人代)第4回会議が幕を開けた。
年に1度、北京の人民大会堂に3千名近い代表が集う全人代は、中国の立法府でありながら、行政や司法を従える最高権力機関でもある。この最大にして最強の“議会”に見る、習近平(67)政権の、あまりに身勝手な建前と、絶句せざるを得ないホンネとは……。
国際部記者によれば、
「今年の全人代でも、香港の選挙制度の改革や、内モンゴル自治区での少数民族同化政策など、強硬路線が目白押し。...