急増する女性自殺者:データが物語る「非正規雇用の雇い止め」との残酷な関係

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コロナ禍で非正規雇用失業者が急増した2020年、女性自殺者は前年から1000人近く増えて約7000人を記録した。統計数字から浮かび上がるのは、「雇い止め」増加から約2カ月で自殺者も増えるという残酷な現実。

 新型コロナウイルスの感染拡大は多くの人々に経済的なダメージを与えている。特に女性雇用者への影響が大きく、その脅威は、中でも女性非正規雇用に襲いかかり、生活の困窮につながっている。

 総務省の労働力調査によると、2020年の年間平均完全失業者数は210万人と前年より28万人増加した。...

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