元慰安婦は今度は国務長官に抱きつくのか 米国の怒りを報じない韓国メディアの歪曲報道
肉弾作戦は「だめもと」
――3月18日の米韓2+2で、韓国はどう振る舞うのでしょうか。
鈴置:Quad参加はもちろん、反中的な言質もとられまいと必死になるでしょう。ひょっとすると「元慰安婦の肉弾作戦」を展開するかもしれません。2+2の会談場や記者会見場に元慰安婦を送り込み、ブリンケン国務長官に抱きつかせるのです。
元慰安婦がブリンケン国務長官に泣いて訴える映像がCNNで流れれば、「慰安婦は未解決」との認識が世界で広まります。そこでお得意の「日本が謝罪しないので米国とスクラムを組めない」との主張を展開する作戦です。
2017年11月、訪韓したD・トランプ(Donald Trump)大統領に突然、元慰安婦が抱きつき、その写真を青瓦台(大統領府)が配布した事件もありました。文在寅政権には肉弾戦の「実績」があるのです。
トランプ政権は日韓摩擦に無関心。そもそも米韓同盟はなくてもいいと大統領は思っていた。「大統領と元慰安婦との抱擁」が米国の政策に反映されることはありませんでした。
ただ、日本に対する嫌がらせにはなって、青瓦台は国民の喝采をかちとることができました。文在寅政権にとって肉弾戦は「だめもと」なのです。
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