「嘘」と「恐怖」で犯罪者は洗脳を実行する 福岡5歳児餓死事件と北九州・連続監禁殺人事件
福岡5歳児餓死事件には常識的には考えられない話が多く伝えられている。その謎を解くキーワードとして用いられているのが「洗脳」だ。5歳児の母親は、同時に逮捕された「ママ友」の洗脳下にあったのではないか、というのである。
「福岡」「洗脳」という単語から、記憶力の良い方は、20年近く前の「洗脳」にまつわる事件を想起されるかもしれない。同じ福岡県、北九州市で起きた連続監禁殺人事件である。
2002年に発覚したこの事件は、主犯の松永太が言葉巧みに他人の家に入り込み、一家全員を監禁虐待によって奴隷同然にして、恐怖心を利用して家族同士を殺し合わせたという衝撃的なものだった。...