NHK「ごごナマ」がひっそり終了へ、これから「船越英一郎」を待ち受ける苦難

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 NHK、「ごごナマ」やめるってよ――と言われても、まだやってたの?という視聴者も少なくないかもしれない。番組がスタートしたのは4年前。2時間ドラマの帝王と言われた船越英一郎(60)と美保純(60)をMC(月~木曜)に起用した3時間の大型番組だったが、現在は放送時間も縮小。ひっそりと終了するそうだ。

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 17年、NHKが20年以上続いた「スタジオパークからこんにちは」を終了し、新番組「ごごナマ」(13:05~16:00)を発表した当時、民放との“情報番組戦争”に参戦と大きく報じられた。民放プロデューサーが振り返る。

「あの頃、平日午後の民放は『情報ライブ ミヤネ屋』(日本テレビ系・13:55~15:50)、『ゴゴスマ~GO GO! Smile!~』(TBS系・13:55~15:50)、そして『直撃LIVE グッディ!』(フジテレビ系・13:45~15:50)が鎬を削っていました。そこへNHKが船越英一郎と美保純という大胆なキャスティングをして、殴り込んでくるというので驚きました。船越さんは父が映画スターの船越英二、大叔父には長谷川一夫という、日本人好みの血筋ですし、自身も知名度は抜群ですからね、よくブッキングできたなと感心したものです。また、『ごごナマ』というタイトルも裏番組『ゴゴスマ』とそっくりで、今で言う“バズらせたい”という意気込みを感じましたし、NHKが本気で勝負に出たと思いました」

ユルユルぶり

 4年前の4月3日午後1時5分、満を持して番組はスタートした。

「番組コンセプトの“オトナの井戸端”に疑問もなくはなかったのですが、始まってみたら想像以上のユルさで拍子抜けしました。13時台の第1部こそ視聴率3・0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区:以下同)とそこそこでしたが、民放とぶつかる14時台の2部、15時台の3部ともに0・9%にまで下げてしまった。やはり、テレビ的な仕掛け、見世物がまったくないと数字は上がらないんです」

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