大川小児童の遺族が今も「語り部」を続ける理由 #これから私は
子どもたちの身体を傷つけないように手で瓦礫を撤去
津波に呑まれ、全校児童108人のうち74人が犠牲になった宮城県石巻市立大川小学校。若い命を一瞬にして奪われた遺族らの傷は、今なお癒えることはない。そんな中、現場では5年前から、大惨事を語り継ぐ取り組みが始まっている。
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被災した校舎は2016年3月、「震災遺構」として保存が決定。公園として整備中で、犠牲者の慰霊碑が建てられている。5月には、展示スペースとして「伝承館」が新たに完成する予定である。
当時小6だった娘の真衣さんを亡くし、現在「大川伝承の会」で語り部として活動する鈴木典行さん(56)が言う。...
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