田中将大、180万円のファンクラブが即完売 理由はタニマチとの会食禁止?

スポーツ 野球

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 田中将大(32)に、日本球界史上最高の年俸9億円を払っている楽天が、その回収に妙案をひねり出した。

「マー君クラブ」なる個人ファンクラブを立ち上げたのだ。球団として個人ファンクラブを設立するのは、星野仙一元監督の「1001クラブ」以来2度目で、選手個人のファンクラブとしては初である。

 驚くのは年会費だ。「VIP」コースはなんと180万円! しかも10人限定の枠が、発売わずか14分で完売したというから二度ビックリである。

 純金のマー君像でも貰えるのかと思ったら、特典に特筆すべきものはない。サイン入りユニホームとキャップ、そして一般に販売されない特等席に5人まで入場できる招待券といった具合。「ぼったくり」との声も聞こえてくるが、買う人がいるのなら他人が口を挟むものではあるまい。むしろ球団は、もっと高値にしておけばよかったと臍をかんでいるだろう。

「コロナ禍の状況をうまく利用した商法ですね」

 と大手紙デスクが笑う。

「今はタニマチとの会食が厳禁。なので、彼らはカネがあり余っているんです。選手を連れて高級クラブに繰り出すことと比べたら180万円なんてはした金ですよ」

 マー君クラブには年会費1万8千円のコースもあり、こちらも千人の枠が当日中に完売した。

「ファンたちはカネの使い道がなくて困っています。昨季上半期は無観客で、観客を入れた後半も、このご時世、球場に足を運ぶのは憚られた。2月から始まったキャンプも無観客です」

“マー君商法”はファンクラブに止まらない。

 石井一久GM兼監督は2月27日、彼を開幕2戦目に先発させると発表したが、

「2戦目は土曜日。集客効果が高く、グッズ収入が見込めます」

 しかも、

「マー君をなるべくホームゲームで登板させて儲けたいわけですが、幸い今季は開幕からの6週のうち5週の週末がホーム戦。ですから、当面は“サタデーマー君”になりそうです」

週刊新潮 2021年3月11日号掲載

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