「捜索終了、生存者なし」 被災地の倒壊家屋に残された謎のマーキングとは
倒壊家屋に残された謎のマーキング
東日本大震災から10年が経過するが、当時現場にいたカメラマンは度々不思議なスプレーサインを目にしたという。一見異様なそのマーキングの写真からは、各国の救助隊が懸命に捜索活動を行った軌跡が見て取れる。
(「週刊新潮」別冊「FOCUS」大災害緊急復刊より再掲)
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津波に呑まれた被災地を歩いていると、スプレーで描かれた不思議なサインによく出合う。
壊れた家の壁に、殴り書きされたアルファベットや数字。丸と四角の線で囲んだのもあれば、四角いだけのものもある。...