韓国「鬼滅の刃」で“旭日旗”に非難、Netflixで「炭治郎の耳飾り修正」のご都合主義

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「旭日旗=戦犯旗」という運動

 よく知られるように、韓国の「旭日旗への過敏反応」と「旭日旗狩り」は、1日や2日で始まったことではない。

 旭日旗が「日本の植民地支配当時の朝鮮総督府の日の丸を連想させる」という幻想に囚われた韓国人らは、旭日旗を「日本帝国主義の野望を明らかにする旗」だと批判してきた。

 第二次世界大戦当時の「独裁」と「大虐殺」で悪名高いナチス党の象徴「ハーケンクロイツ」と同種だと声を上げる人すらいる。

 旭日旗を糾弾する学者や団体が登場し、2000年代初めから「旭日旗狩り」が始まった。

 2000年、国民歌手ソ・テジが、6枚目のアルバムタイトル曲のミュージックビデオに旭日旗の模様を描いたことを追及され、国民に謝罪。

 05年にはKBSが、ある芸能番組で放送した日本風の美容室紹介映像に盛り込まれた旭日模様がデモの対象となり、謝罪放送を流した。

 07年に、日本の海上自衛隊の艦艇3隻が旭日旗を掲げて仁川港に入港すると、仁川市民団体が旭日旗を燃やして抗議した。

 韓国の「旭日旗パラノイア」は、不買運動にも発展した。

 09年、「ナイキエアジョーダン12」が靴のインソールに旭日旗の模様があるとして不買の対象にされている。

 昨年10月、日本が生んだ世界的デザイナーの高田賢三氏が死去すると、「旭日旗ファッションデザイナー」と名付け、その死を汚しもした。

「旭日模様」は、豊漁や大漁を導き、謹賀新年にも使われる「豊漁の象徴」だ。

「新年の日の出」や「豊かさの起源」を含む「日本のアイデンティティ」を意味する模様であり、伝統と歴史がある日本固有の文化資産である。

 しかし韓国人は旭日模様を侮辱し、世界各国で「旭日旗=戦犯旗」という運動を繰り広げてきた。

 文在寅政権誕生後の反日運動で「旭日旗狩り」はさらにその性格を色濃くし、韓国人は「鬼滅の刃」を楽しみながら、批判世論を増幅させている。

 日本製品を都合よく選択して消費しながら、「鬼滅の刃」の視聴者に“右翼”や“親日派”の烙印を押す反日思想。

 この“二重人格”に変化がもたらされる時は来るのだろうか。

キム・サラン記者
1987年生まれ。韓国の大学院で言論学と国際政治学の修士号を取得。2013年からメディア企業に勤務。現在はフリーランスとして、日韓問題、韓国政治などについて執筆活動を行う。

デイリー新潮取材班編集

2021年3月9日掲載

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