天皇陛下も眞子さまの「結婚問題」に苦言 ご兄弟のスクラムで“強行突破”を阻止
“小室さん”という固有名詞を使わず
陛下は今回、ご家族に関する質問へのご回答の中で、次のように述べられていた。
〈(コロナの影響で)上皇陛下や秋篠宮と直接会う機会が減っていることは残念ですが、適宜連絡を取るようにしております〉
先の宮内庁関係者によれば、
「陛下は、コロナ禍にあって日頃から秋篠宮殿下とは電話などで連絡を密に取られています。今回の会見に臨まれるにあたっても、事前に殿下に“このような質問が来ています”と、眞子さまと小室さんに関する質問を明かした上でお考えを尋ねておられます。皇室全体の問題とはいえ、あくまで他の家が抱えるトラブルなので、直接に殿下のお気持ちを聞くことが不可欠だとご判断されたのです」
眞子さまのお気持ちを尊重しながらも秋篠宮さまは、正式な手順を踏んだ結婚については「断固反対」を貫かれている。これはすでに本誌(「週刊新潮」2月11日号)で報じた通りであり、
「こうした揺るぎないお気持ちを陛下は聞き取り、弟宮のお立場を尊重しつつ、あのようなご回答をなさったのです。ご回答の中で、“小室さん”という固有名詞が一切用いられなかったのも、殿下との“調整”をへて歩調を合わせられた形でした」(同)
背景に上皇后さまのご憂慮が
さらには、上皇后さまの「ご憂慮」も少なからずあったという。
「初孫の幸せを誰よりも願いつつ、小室さんについて当初から懐疑的だったのは、他ならぬ上皇后さまです。昨年12月の長官の苦言も、こうしたご憂慮がベースにあって発せられたわけですが、となれば小室さんに対する姿勢は一枚岩でなければなりません。秋篠宮さまの会見、そして長官の苦言などと軌を一にすべく、陛下は今回、従来の姿勢をあらためて述べられたわけですが、会見に至るまでには上皇后さまとのご意思のやりとり、そして合意形成をなさっています」(同)
あるいは眞子さまは“梯子(はしご)を外された”とお感じになったことだろうが、国民に寄り添い、ともに歩む皇室の長として、陛下は至極まっとうなご回答をなさったわけである。
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