TBS、4月大改編は大丈夫か 早くも囁かれる麒麟・川島明「ラヴィット!」の不安材料

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「はなまる」の後番組

 1996年、TBSビデオ問題が浮上した。89年に「3時に会いましょう」(1973~1992年・平日・15:00)のスタッフが、オウム真理教を批判した坂本堤弁護士(1956~1989)のインタビュー映像を、事前に教団幹部に見せたことが判明したのだ。

 その9日後に坂本堤弁護士一家殺人事件が発生したこともあり、TBSには非難が殺到。96年の秋にワイドショーの休止を発表した。

 そこで「モーニングEye」(1984~1996年・平日・8:30)の後継番組として始まった新番組が「はなまるマーケット」(1996~2014年・平日・8:30)だった。17年半の長寿番組となったことからも、人気と高視聴率が伺える。

 ところがNHK総合が2010年から「あさイチ」(平日・8:15)をスタートさせると、苦戦が伝えられるようになった。結果、14年に「はなまるマーケット」は終了する。

「そして14年3月末に『いっぷく!』がスタートしました。MCは国分太一さん(46)でしたが、初回視聴率は3・7%。その後も下がり続け、4月には1・3%を記録しました」(同)

 結局、「いっぷく!」は1年で打ち切りとなった。

MCで成功する条件

 テコ入れのため、国分に真矢ミキ(57)を加え、なおかつニュースを扱う“ワイドショー路線”を復活させて誕生したのが「ビビット」(2015~2019年・平日・8:00)だった。

「ご存知の通り、朝のワイドショーが繰り広げる視聴率戦争は苛烈です。そして率直に言うと、MCが麒麟の川島明さん(42)と、局アナの田村真子さん(25)では、メイン視聴者の主婦層を掴めるかは疑問です」(同)

 やはり朝の情報番組で成功したMCは、もともと女性の支持が高かった芸能人が目立つという。

「代表例が『あさイチ』初代の井ノ原快彦さん(44)でしょう。『はなまるマーケット』の薬丸裕英さん(55)だって元シブがき隊の人気アイドルでした。

 意外なところでは、『ザ!情報ツウ』(2002~2004年・日本テレビ系列・平日・8:30)で善戦した峰竜太さん(68)です。

 やはり石原軍団ですし、バラエティ番組で“お茶の間の人気者”でした。ちゃんと女性視聴者を掴むことができたのです」(同)

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