森七菜、移籍騒動はすっかり消えて……、テレビ局が彼女を出演させたがるウラ事情

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トントン拍子に移籍騒動

「彼女に事務所移籍騒動が起こったのは1月半ばのこと。もちろん『ライアー×ライアー』も旧事務所のマネジメントであることは間違いない。それをこんなに大宣伝できるのは、ジャニーズのおかげか、新たにエージェント業務提携を結んだソニー・ミュージックアーティスツ(SMA)のおかげなのか……。もっとも、これだけ出まくっているのは、まだ19歳ながら彼女に惹かれるクリエイターが多いためです」

 さらに、全世代の視聴者からの人気があるという。

「最重要のF1層からは“こんな妹がいたら”と慕われ、M1層からは理想の恋人と思われる。F3・M3からは“息子の嫁に”“こんな娘がいたら楽しそう”と好かれていることが大きい。テレビマンとしては数字が計算できるタレントなので、オファーも引きも切らないわけです」

 16年、森は中学3年の時、地元・大分でスカウトされ、芸能界入りした。初仕事は、ネスカフェのWebCMへの出演だが、メガホンを取ったのは「世界の中心で、愛をさけぶ」や「北の零年」などで知られる行定勲監督だった。

 以来、大分と東京を往復しながら芸能活動を行い、17年には園子温監督のオリジナル配信ドラマ「東京ヴァンパイアホテル」の後半のヒロインとして女優デビュー。18年には岩井俊二監督の映画「ラストレター」(20年公開)に出演することが発表され、新海誠監督のアニメ映画「天気の子」のヒロインの声を担当することが相次いで発表された。19年には「日経トレンディ」(日経BP社)の「来年の顔」に選ばれ、全国高等学校サッカー選手権大会の15代目応援マネージャーに就任する。

 地元高校を卒業した20年春、家族と共に東京に移ると、活躍はさらに加速。NHKの朝ドラ「エール」でヒロインを演じた二階堂ふみの妹役で出演。10月期の「この恋あたためますか」(TBS)で連ドラ初主演……。

「岩井監督は『この子しかいない!』と惚れ込み、新海監督も彼女を絶賛して主役に起用しました。そして彼女も、銀幕で逸材ぶりを発揮しました。また、高校サッカーの応援マネージャー就任となれば、歴代は堀北真希、新垣結衣、広瀬アリス、川口春奈、広瀬すず、清原果耶と、人気女優が約束されたようなもの。朝ドラヒロインになるのも間違いないでしょう。まさにブレイク直前に、事務所移籍騒動が持ち上がってしまったわけです」

 1月14日未明に彼女のInstagramのアカウントが削除され、その日のうちに所属事務所の公式サイトのタレント一覧からも名前が削除されたことで大騒ぎに。SMAと提携することが発表されたのは24日のことだった。電撃移籍にはステージママが絡んでいるとも言われた。

「旧事務所で彼女を育てていた辣腕プロデューサーが亡くなってしまったことも関係しているようです。SMAを選んだのは、映画『ラストレター』の主題歌を彼女が歌い、ソニー・ミュージックレコーズから歌手デビューしたこと、そして『エール』で親しくなった姉役の二階堂がSMA所属という縁もあったからでしょう。いずれにせよ、彼女のこれまでの仕事ぶりが評価されているということでしょう」

 おかげでバラエティで活躍するようになったワケだが、

「制作スタッフに言わせると、これまでは小さい事務所だったので扱いやすかったのが、大手のSMAと提携と聞いた時には、今後は使いにくくなると思ったとか。しかし、彼女はバラエティでも一生懸命やっています。SMAには徳光和夫、ミッツ・マングローブ、アキラ100%といった親しみやすいタレントも多いですからね。今後は森七菜の新たな一面が発揮されることになるでしょう。何といっても、まだ19歳。同年代と言っていい上白石萌音と今田美桜は23歳、橋本環奈は22歳、浜辺美波は20歳です。伸びしろはまだまだあります」

デイリー新潮取材班

2021年3月1日掲載

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