「眞子さま・小室さん結婚」に「天皇陛下」が異例の言及をされた理由とは

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「説明を受け入れられた」

 そこには、《お互いこそが幸せな時も不幸せな時も寄り添い合えるかけがえのない存在であり、結婚は、私たちにとって自分たちの心を大切に守りながら生きていくために必要な選択です》とあった。

「結婚へのゆるぎない意思を伝えるものですが、この内容について、秋篠宮さまに前もってほとんど相談がなかったようなのです。秋篠宮さまはそういった経緯に不信感を抱かれつつも、本人同士の思いを強引に断ち切ることはできないとも考えられている。去年の会見で、《憲法にも結婚は両性の合意のみに基づいてというのがあります》と付け加えられましたが、憲法を自ら持ち出されたことに“驚いた”という反応が宮内庁内で少なくなかったですね。ある種の『諦め』に似た感情ではなかったかとも推察されます」

 同じ昨年の会見で、秋篠宮さまは、〈あくまで私の主観になりますけれども,感じとしては決して多くの人が納得し喜んでくれている状況ではないというふうに思っています〉と付言されている。

「結婚には賛成ではないが、憲法に規定される通り、表立って反対することはできない。『両性の合意』以上に結婚の条件はないけれど、特に小室さんに対し、世論の反応に耳を傾けてもらいたいというメッセージがあったと言われています」

 これに対して、陛下の反応はというと、

「陛下は秋篠宮さまのお気持ちや説明を受け入れられたということです。今回の会見で、秋篠宮さまの言葉を引用されていることからもそれがわかります。去年の『結婚宣言』で眞子さまは、“天皇皇后両陛下にご報告し、気持ちを尊重して静かにお見守りくださっている”と綴っておられ、その時点で陛下は、『結婚容認』というスタンスでいらっしゃったとされています」

 お2人の婚約は平成の御代のことであり、令和を迎えて、改めて天皇皇后両陛下の裁可を仰ぐ必要があったという。

「天皇皇后両陛下の裁可をもって眞子さまも、そして小室さんも安心されたようなのですが、この3カ月の間に、陛下のお考えも微妙に変化したのかもしれません。その理由があるとすれば、依然として続く『世論の強い反発』だということです」

 昨年末には、宮内庁長官も「国民への説明」を公に求めていた。そして今回、天皇陛下による異例の言及を、小室さんはどのように受け取ったのだろうか。

デイリー新潮取材班

2021年3月1日掲載

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