福岡で保守分裂 背景に「麻生」「二階」対「古賀」の構図か
現職優先――。自民党の政治家にとって最初の既得権益であり、最大の身分保障ともいえる制度が揺らぎはじめている。
昨年、衆院福岡5区で勃発した自民党内の次期衆院選を巡る公認争いである。
麻生派で前環境相の原田義昭衆院議員(76)に公然と反旗を翻したのは、福岡県議会議長などを歴任した栗原渉県議(55)だ。
「発端は昨年9月。自民党の県議たちが、2019年の県議選が分裂選挙となった責任は原田氏にあると言いがかりをつけ、栗原氏を担いだのです」(地元記者)
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