平手友梨奈、欅坂の電撃脱退から1年 “笑わないアイドル”に起きた異変
陰という希少価値
1月24日にはトーク番組「ボクらの時代」(フジ)にも出演した。もちろん、『さんかく窓の外側は夜』で共演した岡田、志尊と一緒だったが、それにしても仲良く、実に楽しそうに話していた。
「それだけ、現場がいい雰囲気だったんでしょう。2人から普通に、“てち”と愛称で呼ばれていましたから、仲良くなって気持ちも落ち着いたのだと思います。それに、この映画ではもっと大事な人との再共演が叶ったことも影響しているかもしれません」
平手は欅坂時代の18年9月に公開された「響―HIBIKI―」で、映画初出演にして初主演している。
「この時に共演したのが北川景子です。初めての映画の現場で、よっぽど助けられたのか、彼女のことが異様なほど好きですね。その北川と『さんかく窓』で共演が叶ったので、すっかり懐いて仕事以外の身の上相談などもしているそうです」
1年間で、仲間ができたということか。女優としてはどうなるだろう。
「『さんかく窓』も『ファブル』もメインどころのいい役です。今後も仕事は増えていくと思います。ギャラもまだそれほど高くありませんし、バラエティでもちゃんとしゃべるとことがわかって、ドラマからも声がかかるようになるでしょう」
初主演の「響」では日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞したが、やはり主演で起用されるのだろうか。
「主演と言うより、ヒロイン、脇役のほうが合っていると思います。世代的には、浜辺美波(20)などがライバルということになるのでしょうが、19歳でこんなに陰のある人は珍しい。女優の市川実日子(42)のような存在感を備えています。映画がヒットすれば、業界の見方も変わってくるでしょう」
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