大活躍の「千鳥」に危険な兆候で再認識……やはり明石家さんまは偉大だった
テレビで見ない日はないと言っていいほど、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いのお笑いコンビ・千鳥。今年に入って、さらに冠番組が増え、コンビでのレギュラーは12本(ローカル、配信含む)に。ノブと大悟は、それぞれレギュラーを抱えてもいるから、忙しいったらありゃしない。ところが、そこに危険な兆候が見て取れるという――。
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千鳥は2月に入ってから、すでに4本のスペシャルが放送された。
●2月1日 「クイズ!THE違和感」2時間スペシャル(TBS)
●2月2日 「相席食堂」ゴールデン2時間スペシャル(テレビ朝日系/朝日放送)
●2月11日 「千鳥のクセがスゴいネタGP」2時間スペシャル(フジテレビ)
●2月12日 「千鳥の鬼レンチャン」3時間スペシャル(フジテレビ)
関西ローカルの「相席食堂」は初の全国ネット、ゴールデン特番での放送だったが、関東では不発に終わったことは、デイリー新潮「“格付け”を夢見た「相席食堂」は惨敗 大阪の人気番組が全国進出する難しさ」(2月9日配信)でも報じた。とはいえ、2週間で特番4本とは大したものだ。ある放送作家は言う。
「『クイズ!THE違和感』と『クセがスゴいネタ』はレギュラーの拡大版ですが、『相席食堂』は初の全国ネットスペシャル、『鬼レンチャン』は昨年10月以来の特番です。よく働くなあ、と感心します」
番組がカブる
もっとも、気になるところがあるという。
「レギュラー番組を含め、なんだか全体的にどれも似ているように思えます。例えば、2月9日に放送された『華丸大吉&千鳥のテッパンいただきます!』(フジ系/関西テレビ)にはゲストでかまいたちが出演していましたが、特番の『鬼レンチャン』は千鳥とかまいたちがMCの番組。さらに1月にスタートした『千鳥vsかまいたち』(日本テレビ)は言わずもがな……」
確かにそうだが、お笑い芸人同士、出演がカブるのはよくあること。
「番組の作りも、『クセがスゴいネタ』と『鬼レンチャン』、そして『相席食堂』は千鳥の2人がVTRを見てツッコむというスタイルです。なんだか最近の千鳥の番組は、笑いどころが一緒のような気がしてくるんです。しかも、視聴率がそれほど取れていないものもある。『クセがスゴい』は1月2日にも特番で放送されましたが、世帯視聴率は5・7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区:以下同)と、テレ東にも敗れる民放最下位を記録してしまいました。『テッパンいただきます』も4%台と聞きます」
言われてみれば確かに……。ただし、千鳥が企画したわけではないだろう。
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