「Clubhouse」でなぜ“論争”が起こりにくいのか 「文字の文化」より古い「声の文化」(古市憲寿)
1月末現在、友人たちはクラブハウスという新しいSNSに夢中である。2020年にサンフランシスコの新興企業が始めたサービスで、音声だけで交流という点が目新しい。文字も画像も投稿できないし、アーカイブも残らないし、録音も禁止されている。
何が楽しいんだと思われそうだが、不思議な中毒性がある。「こうしている間にもクラブハウス上で何か面白いことが起こっているんじゃないか」と思って、ついアプリを立ち上げてしまうのだ。雰囲気は立食パーティーや夜更けの居酒屋に似ている。...