春節の「横浜中華街」に行ってみた 緊急事態宣言の影響、そして実物大ガンダムは?
「実物大ガンダム」も人影まばら…
本来であれば、春節の時期にはパレードなどが行われる中華街ですが、今年は、神事以外のイベントは中止となっています。悪天候以外での中止は、過去35年間で初めてのこと。山下町公園では西遊記をモチーフにしたランタンオブジェなどが設置され、ささやかな春節の催しが行われていました。
話はやや横道にそれますが、今、周辺で忘れてはならないイベントといえば、中華街から歩いてすぐの山下ふ頭で展示されている「実物大ガンダム」です。昨年12月19日から始まった「ガンダムファクトリーヨコハマ」の会場も訪れてみました。
動くガンダムを間近で楽しめる特別観覧チケット(13歳以上1650円、7~12歳が1100円の入場料とは別に、3300円の追加料金)が売り切れているあたりは、さすがのコンテンツ力といえるでしょう。とはいえ、本当であれば、海外からのファン集客も見込んだ企画だったはず。主催者からすれば“大誤算”であろう、人の少なさでした(会場内で撮影したため、写真の掲載は割愛します)。イベントの関係者によると、
「お客さんのうち、3分の1がガンダムファンで、あとは一般の方です。平日は本当にガラガラですよ……」
とのこと。横浜観光の“ついで”需要が大きいようですから、中華街の状況を鑑みると、仕方がないといえるでしょう。
このようにコロナの暗い影がいたるところで感じられた中華街ですが、一方で、緊急事態宣言さえ明ければ、一気に賑わうポテンシャルを秘めているとも感じます。旅行や遠出ができない状況でも“近くで異国情緒が楽しめる街”が、横浜中華街であるからです。そう遠くないはずの宣言明けの暁には、ソーシャルディスタンスを保ちつつ、また、訪れたいものです。
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