春節の「横浜中華街」に行ってみた 緊急事態宣言の影響、そして実物大ガンダムは?

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「いつもならディズニーランド状態」のはずが…シャッターを閉める店も

 さる中華料理店の店主は“例年なら町はディズニーランド状態なのに、今年の店の客入りは例年の半分以下”と証言しました。

「ただ、長く続くコロナ禍に感覚が麻痺してしまっている部分もあります。冷静に考えればかなりお客さんは少ないのに、少しでもマシだと“やったー”と思ってしまいますね」

 むしろ、この店は上手くやっている方かもしれません。通りには、シャッターを下ろしている店も、ちらほら見受けられるのです。

 東京新聞は2月13日の配信記事で〈この1年で40店以上が閉店する一方、新規出店はその半分以下にとどまる〉という中華街の状況を伝えています。〈500メートル四方に500超の店がひしめく〉(同)中華街は、もともと、入れ替わりの熾烈な激戦地ではありました。出る店は多くても、新たに入る店が多かったわけです。

 それが、脇の通りはもちろん、メインストリートである中華街大通りでさえ、閉店している店がいくつもありました。たとえ「廃業」でなくても、「中華菜館 同發」など、複数の店舗を構えるところは、その一部を閉める対応をとっています。これは観光客減に加え、接待など会合での団体客需要がコロナで失われたことが大きいと思われます。「大皿・直箸」の中華料理文化も、ウイルス禍との相性は良くないと言えるでしょうか。

 ただし、人気店は変わらず人気でした。ランチタイムに通ると、お粥で有名な「謝甜記」や、別館は閉じていると紹介した「同發」の本館などは、普段より人の数は少ないものの、行列ができていました。もともと激戦区である中華街、その“人気格差”が、コロナによってさらに浮き彫りになったように感じます。

 ちなみに、コロナに対する不安ゆえか、中華街にいくつかある「占い屋」も賑わっていましたね。

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