仮装大賞の降板を宣言した「欽ちゃん」の胸の内 視聴率と赤字と日テレの事情を汲んで

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100回の放送は?

 80年代前期の萩本はレギュラー番組の圧倒的に人気から「視聴率100%男」の異名を取っていた。

 だが、「オレたちひょうきん族」(フジテレビ系列:81~89年)などの“新しい笑い”に押され、次第に人気が凋落していく。

 全番組を降板するにあたって、表向きの理由は「人気維持に自信が持てなくなった」というものだった。だが本当は「番組を終わらされるくらいなら、自ら幕を引こう」と決断したのだという。

「それでも唯一、降板しなかったのが『仮装大賞』だったのですから、萩本さんと日テレは不思議な縁があります。

 萩本さんは視聴率にはシビアな人です。一方、日テレの小杉善信社長(67)は、かつて萩本さんと一緒に仕事をした仲ですから、引導を渡すようなことはしないはずです。

 そのあたりの事情も、萩本さんは全て汲んだ上で、自ら勇退を番組で公言したのでしょう。

 来年の第99回は香取さんだけで放送、記念すべき100回で萩本さんが特別ゲストとして出演し、花道を飾って引退という可能性が高いと思います」(同・関係者)

デイリー新潮取材班

2021年2月15日掲載

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