仮装大賞の降板を宣言した「欽ちゃん」の胸の内 視聴率と赤字と日テレの事情を汲んで

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100回放送は無理!?

 内容は、果たして仮装大賞が100回を迎えられるかというものだ。まず、視聴率が芳しくなかったことが挙げられている。

 昨年は2月1日に放送されたが、視聴率は9・0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区:以下同)だった。2年連続の10%割れとなっただけでなく、裏番組にも視聴率で敗れてしまった。

「サンドウィッチマン&芦田愛菜の博士ちゃん」(テレビ朝日系列・土・18:56)が10・4%、「ジョブチューン」(TBS系列・土・20:00)が午後7時スタートのスペシャル版で12・1%──こんな具合だったのだ。

 更に1月に開かれた番組の取材会でも、萩本自身が弱気な気持ちを吐露したことも紹介している。

《正直言ってね、100回目は迎えられないと思う。(収録後に)ああ、ダメだあと思ったの。今回、収録終わってから生きている感じがしなかった。階段も上がれないぐらい。長い間ありがとうございました》

 香取が「AIとかCGで横にいてくれたら、ずっとやれます」とギャグでフォローしたが、関係者はデイリー新潮の取材に「お年ですから体が辛いというのも本当でしょう」と答えている。

相次ぐ死別

 もともと萩本に精神的なショックが重なっているのではないか、と不安視する声はあったという。テレビ担当の記者が解説する。

「2011年、コント55号で相方だった坂上二郎さん(1934~2011)が脳梗塞で亡くなりました。

 あの時も相当に落ちこまれたようですが、今年に入って、実は奥さまも昨年8月に82歳で亡くなられていたことが判明しています」

 気がかりなのは、一昨年5月に駒澤大学を自主退学していることだ。2015年に社会人入試で仏教学部に入学したことは大きな話題になった。

 少なくとも1年生の時は欠席ゼロ、成績も高い評価を受けたと報じられていた。優等生だった萩本が、よりによって4年生で大学を中退したのだ。卒業まであと一歩であることは言うまでもない。

「当時は『勉強よりお笑いに専念する』と説明しておられました。ところが萩本さんは持ちに、奥さまが2016年ごろからガンで闘病していたことを明かしています。

 今になって思えば、奥さまの病状と関係があったのではないかと考えてしまうのです」(同・記者)

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