日テレ「藤井貴彦アナ」、人気急上昇でスカウトしたいライバル局 起用したい番組は?
“魅惑の漢 藤井貴彦”。2月5日の日本テレビ「news every.」で、活版印刷を紹介する際に印刷された文字だ。番組で藤井貴彦アナ(49)が発する、熱く誠実な語りかけに魅力を感じる視聴者が急増し、夕方の報道番組では独り勝ち状態となっている。彼の人気に目を付けたテレビ朝日が、スカウトしようとしているという話が業界で流れている。
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昨年12月、オリコンが発表した「好きな男性アナウンサーランキング」で、藤井アナは初ランクインにして3位となった。ちなみに1位はフリーの羽鳥慎一アナ(49)で4年連続6度目、2位はNHKの武田真一アナ(53)だった。
日テレで藤井アナは羽鳥アナと同期入社だった。民放プロデューサーが言う。
「94年入社です。この年、日テレは女子アナの採用はナシで、この2人だけでした。とはいえ、当初より羽鳥アナのほうが日向を歩んできた印象ですね。彼はまだ駆け出しの頃から日テレの看板番組である『ズームイン!!朝!』で2代目司会者・福留功男アナの休養時に代理司会を務めました。そして98年には『ズームイン!!サタデー』、03年には『ズームイン!!SUPER』の総合司会に就任し、早くから人気アナとなりました」
一方、藤井アナが「ズームイン」の代理司会を務めたのは、3代目の福澤朗アナになってから。「ズームイン!!SUPER」では、羽鳥アナの代理も務めた。
遅咲きだが日テレの顔
「今回、『好きなアナウンサーランキング』で初めてランクインしたことからわかるように、藤井アナは遅咲きと言っていいでしょう。『news every.』は10年から司会を務めていますが、当初は元バドミントン選手の陣内貴美子さんがメインで、引き立て役でした。しかし、50歳を目前にして爆発した人気は強い。派手さはありませんが、『news every.』内では、キャプテンと呼ばれて慕われ、言葉に重みが加わっています。昨年のコロナ禍で発言した、視聴者に寄り添うコメントが人気となり、ネットニュースでも度々取り上げられるようになりました。おかげで高視聴率を連発し、夕方のニュース番組では独走状態です。日によっては、日テレの全番組を通じて、一番視聴率が高い日もあるほどです」
今年元旦、日テレは10年連続個人視聴率三冠王という広告を新聞に出したが、ボーリングのピンのように10人並ぶ日テレアナの先頭に立ったのが藤井アナだった。
「女子アナNo.1の水卜麻美アナ(33)が2列目です。いまや藤井アナは日テレの顔、旬のアナウンサーです」
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