近藤春菜「スッキリ」卒業でハリセンの復活は? 関係者は「コンビ内格差は広がる」

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契約の異なるコンビ

 春菜とは違って、はるかはピンで活動するタイプではないという。

「彼女は、東京キー局にレギュラーはありません。たとえ番組に出演しても、目立たないポジションにいることが多いので、スポットが当たりにくいんです。現在は、ナイツのラジオ『ザ・ラジオショー』(ニッポン放送)の木曜パートナーとして出演していますが、あまり話すわけでもありません。この性格については、春菜が『サワコの朝』でも話していました」

春菜:芸人としてガムシャラに行かなきゃ、と思っていたんです。ひな壇に芸人がいる中で、声を上げなきゃいけないし、目立たなきゃいけないと思っていた。はるかってキャラクター的に真逆なんです。すごく大人しくて、芸人にとってはすごく希少な存在。それが芸人だけやっているときは、なんで前に出ないんだろうと思っちゃった時期もあったんです。けれど、(自分が)いろんな経験をして、いろんな人を受け入れられるようになったんです。はるかも、そこがいいところなんだと。

阿川:そんな気づきがあったんですか。“一人旅”はするもんなのね。

春菜:でも、それは戻る場所があるから、旅に出られたってところは大きいと思います。

 あくまで、軸足はハリセンボンと言いたいようだ。

「それにしては、一人旅は長かったように思います。コンビ内格差は大きくなったでしょうし、『スッキリ』に出演したことは良かったのかどうか。コメンテーターとしてはキャラが活かされず、視聴者ウケもそれほど良くはなかった。コメントも長くまとまりがないので、伝わりにくく、芸人としても面白みが感じられなかったという声が多いですね。中でも、19年の吉本芸人の闇営業問題では、メイン司会の加藤浩次がキレまくり、彼女はそれに追従するようになった。加藤の顔色を気にしながらコメントするような感じでしたね。加藤は番組内で『(吉本興業の)体制が変わらなければ、会社を辞める』とまで発言し、実際にエージェント契約になりました。春菜もそれに付き合うかのように、エージェント契約になった。ところが、はるかは未だに吉本所属なのです」

 これでは、テレビ局としても、コンビでは使いにくそうだ。

「はるかは以前、春菜だけがテレビで活躍するのを見て、『もうコンビには戻れないんじゃないか』と不安になったことがあるそうです。彼女たちはハリセンボンとして、ルミネ the よしもとの舞台には定期的に出演しています。それは立派ですが、バラエティ界では、第7世代やギャルモデルなどの台頭で、ハリセンボンとして出演する機会はなかなかないでしょうね。バラエティでハリセンボンが復活するには時間がかかると思います。むしろ、春菜は女優の仕事を増やしそうです」

「サワコの朝」でコンビ愛を強調した春菜だが、「スッキリ」後の活動についても言及した。

春菜:ホントにいろんなことにもチャレンジさせていただきたいと思っていて、お芝居もやらせていただきたいと思ってます。

阿川:(角野に向かって)本当にドラマで共演する可能性だってあるんじゃないですか?

角野:そうですねえ、どなたか考えてください。

春菜:P(プロデューサー)の皆さん、ドラマPの皆さん! 角野さんも仰ってます。

 コンビ内格差は広がるばかりか。

デイリー新潮取材班

2021年2月13日掲載

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