号泣する女性客の隣で観た西野亮廣『えんとつ町のプペル』 宮崎駿の背中は遠い…
現在公開中『えんとつ町のプペル』★☆☆☆☆(星1つ)
一部では『鬼滅の刃』以上に注目を集めている作品である。その“話題性”とは裏腹に、実際に観たという人は、意外と(?)少ないのではないか。かくいう私もその一人である。ということで、1月某日の15時すぎ、東京のTOHOシネマズ上野を訪れた。
映画館のロビーは閑散としていた。しかしプペルのスクリーンに入ると、ほぼほぼ満席状態。さすがは話題作である。隣に座った女性はスーツケースを抱えていた。
……そして上映中、彼女はずっと泣いていた。
これが噂に聞く“信者”だったのか?スーツケースの中身は、サロン会員が公認で転売できるという「前売チケットと台本で3000円」が詰まっていたのか?以下は、号泣する客の隣でノート片手にプペった拙評である。...