既視感の強い「君と世界が終わる日に」 問題は予算ではなく「人間描写力」

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 コロナ禍で撮影が大変だろうな、人を集められないだろうなと同情はする。するけれども、とにかくゾンビが足りない。絶対的に足りない。50人くらいしかいない。逆に生存者のほうが人数多くて、団結して頑張れば三浦半島だけで制圧できんじゃね? つまり、世界が終わる気が、しない。

 テレビ局の中でもお金を持っていそうな日テレですらこのありさまか、と衰退の悲哀も感じる。同情が憐みに変わっていく。「君と世界が終わる日に」である。

 ターゲットを若年層にシフトした日テレだけあって、若手の主演級俳優をしれっと集めた手腕は素晴らしい。...

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