鉄道業界で進む“木質化” 来月リニューアル予定の東急電鉄「池上駅」も
一時期、耐震・耐火の観点から木造建築物の建て替えが進められた。しかし、近年は研究開発が進み、木材の耐震性・耐火性は向上。それに伴い、木を活用した強固な建築物が次々と生み出されている。
木を使う機運を後押ししたのは、2010年に制定された公共建築物等木材利用促進法だ。同法は民主党政権によって制定されたが、菅直人政権は林業の復権を1丁目1番地に掲げた。政権が木材の積極的な活用を打ち出したことにより、市庁舎をはじめとする公共建築物の一部に木材の使用が進み、現在は民間にも広がりを見せている。...