事件現場清掃人は見た 孤独死した兄の部屋で妹が「4枚の新聞紙」を敷いた理由
孤独死などで遺体が長い間放置された部屋は、目を覆いたくなるような悲惨な状態になる。それを原状回復させるのが、一般に特殊清掃人と呼ばれる人たちだ。2002年からこの仕事に従事し、昨年『事件現場清掃人 死と生を看取る者』(飛鳥新社)を上梓した高江洲(たかえす)敦氏に、60代の女性から伝えられたケースについて聞いた。
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特殊清掃人の現場は過酷だ。死臭漂う家族の遺体の痕跡を、懸命に掃除をする人もいれば、逆に愛情があるからこそ、一切何もしないケースもあるという。...