83歳「森喜朗」元首相、なぜ要職に留まっていられるのか? 問題発言と謝罪の歴史を辿る

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 世界にとってはインパクトが強かったらしいが、日本国民の多くにとっては既視感アリアリだったのが森喜朗、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会会長の「問題発言」から「謝罪」への流れである。一定以上の年齢の国民ならば「またか」と思うのが普通なのだ。その歴史を振り返るとともに、それでもなお要職に留まっていられる理由を聞いた。

 これまでの「問題発言」&「謝罪(釈明)」をおさらいしてみよう。

(1)「神の国」発言

 首相在任中の2000年5月、神道政治連盟国会議員懇談会の会合で「日本は天皇を中心とする神の国」と発言。...

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