ライター「スズキナオ」が“度が過ぎるアッサリ”タンメンの魅力を語る
「生駒軒」と出会うまで
お酒や食べ物まわりの記事を手掛けるライター兼ミュージシャンのスズキナオさん。そんなスズキさんが15年ほど通い続けるのが、東京・人形町の老舗町中華「生駒軒」だ。大阪に引っ越した今でも通うというそのお味とは。
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中央区日本橋人形町に生駒軒(いこまけん)という中華料理店がある。私はその店のタンメンをよく食べる。かれこれ15年ぐらい食べ続けていると思う。なぜかといえば、その店が実家の近所にあるからである。
私の父は東北の山形県に生まれた。...