「菅首相」は「官房機密費」をホントに総裁選に使っていないのか?

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“既得権益”と“身内への甘さ”

 週刊文春の取材で、菅義偉首相の長男が東北新社に“コネ入社”した可能性や、菅氏が大臣を経験した後も影響力を保持する総務省の担当として、長男が同省のキャリア官僚接待に精を出すさまが浮かび上がった。秋田のイチゴ農家の息子から徒手空拳で上京し、権力の階段を駆け上がった立身出世のストーリーは今や崩壊した格好だが、一方で菅氏の“既得権益”“身内への甘さ”を物語るのが、「官房機密費」問題である。

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 1月28日の参院予算委員会で、共産党の小池晃氏は、菅首相が官房長官だった第2次安倍政権下で官房機密費として約95億4000万円が支出されていたことを取り上げた。...

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