コロナ重症者増加で「医療用酸素が不足している」という話は本当か 業界団体に聞いた

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やっぱりデマ?

 パンデミックが発生し、病院のキャパを超える患者が一斉に酸素を吸うと、病院の医療用酸素ガス供給設備から供給できなくなってしまうのだ。こちらのケースは欧米でも実際に起きたという。

「欧米の病院では酸素ガス供給設備での供給不足を補うため、一時的に酸素ボンベが院内に持ち込まれ、使用されたことから、ボンベが不足したこともあったと聞いています」(同)

 今、新型コロナ専門病院の整備が議論になっているが、各病院での酸素の最大供給量も把握する必要があるという。

 いずれにしても、新型コロナで酸素ボンベが不足という話は、デマと断定してよさそうだ。

デイリー新潮取材班

2021年2月5日掲載

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