伊勢丹に続き東急も撤退 タイで苦戦の「日系百貨店」と「ドンキ」の明暗
1月31日をもって、タイ・バンコクの東急百貨店が閉店した。昨年8月末には、バンコク伊勢丹も営業を終了している。それぞれ1985年、92年にタイで開業した老舗百貨店である。なぜ、日系の百貨店はタイで苦戦するのか。流通アナリストの渡辺広明氏が取材した。
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昨年の伊勢丹につづく東急百貨店の閉店は、大きなニュースになりました。さらに遡れば、東急のショッピングモール内店舗「パラダイスパーク店」も19年に閉じています。こちらは、開店からわずか3年半あまりでの撤退でした。...