ボス恋で鬼上司役の「菜々緒」、彼女が話す英語とフランス語は上手いのか、下手なのか

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すごい! 汚い!

 前出の民放プロデューサーが唸る。

「英語について言えば、大学受験のアクセント、発音なら満点と言っていい出来だったと思います。『マリ・クエール』の元カリスマ編集長らしく、漆黒のパーティファッションと、堂々としたスピーチは見応えがありました」

 もっとも、ネット上では賛否両論なのだ。まずは褒め称える声。

〈菜々緒さんの英語すごく聞き取りやすい。発音がそこらの英語の先生よりすごいんだけど〉

〈菜々緒の発音がフランス語も英語も上手すぎてすごい〉

〈菜々緒さまの英語とフランス語?のセリフが凄すぎて圧倒 元々喋れるんかな?かっこよすぎる〉

 一方、それほどでもないという声も少なくない。

〈菜々緒の英語がすごいとか観てきたけど草っ!何が上手いの?〉

〈菜々緒の発音頑張ってる感はあるけど惜しいなー〉

〈菜々緒、英語の発音汚いな。ただこれが、フランス語訛りっていう設定だとしたら演技うますぎる〉

 評価はバラバラだ。そこで、パリ在住のジャーナリスト広岡裕児氏にドラマを見てもらい、聞いた。

「英語もフランス語もしっかり話せています。英語がイギリス英語っぽいですね。パリ仕込みということでしょうか。Rの発音に気を遣っているのは、先生から注意されたことを忠実に守っている感じがします。フランス語のスピーチはごく短かったので、判断が難しいのですが、話し慣れている感じではありません。日本人が話すフランス語にならないように気をつけているのでは」

 つまり、そんなに上手くないということか。

「いえいえ、日本人っぽさが出ないことこそ、かなりの訓練をしたということなんです。私はフランス語ができますが、ドイツ人に英語で話しかけたら、フランス語で返されたことがあるほど。菜々緒さんは、日本人っぽくないニュートラルな話し方をしようと努力していた。短期間の訓練で、あれだけ喋ることができれば立派ですよ」

 ドS編集長は頑張っているのだ。

デイリー新潮取材班

2021年2月2日掲載

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