ボス恋で鬼上司役の「菜々緒」、彼女が話す英語とフランス語は上手いのか、下手なのか
上白石萌音(23)主演の「オー!マイ・ボス!恋は別冊で」(TBS)に出演する菜々緒(32)が注目されている。上白石をアゴで使うドSのボス役は、まさにハマリ役だ。加えて、パリ帰りの経歴を活かし、英語の合間にフランス語を挟んだスピーチが反響を呼んでいる。完璧との声もあれば、そうじゃないという声もあって賛否両論……一体どっちなの?
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人並みの幸せで十分という安定志向の奈未(上白石)は、大手出版社の備品管理部の面接を受けたが、ひょんなことから、新創刊される女性ファッション誌の編集部員になってしまった。編集長は、かつて「マリ・クレール」で初の日本人編集長を務めた麗子(菜々緒)で、フランス帰りの鬼上司だった――。民放プロデューサーが言う。
「ドラマでは、奈未が鬼上司の下で成長していく姿とともに、麗子の弟(玉森裕太)との“恋バナ”も柱のひとつであるわけですが、こちらのほうは男性視聴者には気恥ずかしくなる感じですね。第3話まで放送されましたが、存在感を放っているのはもっぱら菜々緒です。彼女の172センチの長身と上白石(身長152センチ)と身長差も相まって、やはりドSな役がよく似合う。一昨年の『4分間のマリーゴールド』(TBS)では優しく薄命なヒロインを演じましたが、数字も取れませんでした。初回こそ10・3%(ビデオリサーチ調べ・関東地区、世帯:以下同)でしたが、その後はずっと1ケタ。5・7%まで落ちたこともありました。今回や、昨年の『七人の秘書』(テレビ朝日)で演じた空手が得意な警視庁秘書のような、クールで強い女性の役が彼女には似合います」
“ボス恋”の視聴率は、今のところ第1話11・4%、第2話11・3%、第3話11・0%とほぼ横ばいだ。
「ドSな彼女がいなければ、もっと下がっていたんじゃないでしょうか」
堂々たるスピーチ
問題のスピーチは、1月19日放送の第2話後半で行われた。大使館で開催されたパーティーに麗子は奈未を同行させる。麗子は着飾った招待客に、奈未を“けん玉チャンピオン”として紹介し、けん玉を披露させる。自称“けん玉チャンピオン”は、すでに嘘だったことがばれていたのだ。案の定、奈未は大失敗をしでかす。
ここでドS編集長は、英語でスピーチを始める。以下のセリフは全て英語だ。
麗子:皆さん、彼女は私のアシスタントです。あんなつたないけん玉でしたが、彼女はけん玉を通し、我々にとって大きな交渉を成功に導きました。漫画家・荒染右京先生のイラストを、うちの創刊号で掲載する約束を取り付けたのです。
――交渉の場で、けん玉チャンピオンの嘘がばれたのだが、奈未は熱意で話をまとめた。ドS編集長の英語スピーチは続く。
麗子:彼女はまだ入りたてのド新人です。我々もファッション誌業界ではド新人です。ですが、これから我々は日本発のファッションモード誌として世界に挑戦します。全ては世界中の皆さまに夢の一瞬を届ける、そのために。
――ここで、新雑誌の広告主になってもらいたいカルティエのマーケティング部長に向かって、フランス語で語りかけるのだ。
麗子:我々の雑誌の名前は「MIYAVI」です。
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