著名人の「コロナはただの風邪じゃない」告白続く 「罹患者」が明かす「私の症状と後遺症」

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私の父親は今年で80歳に

 以下は、ご家族ありの場合について。

「自分が職場でかかってしまいまして、妻にすぐに検査をさせました。妻は陰性だったので、自分はホテル療養になりまして10日間ホテルで過ごすことになりました。一応、抗体が出来て普通の生活に戻ったのですが、1ヶ月たった今でも頭痛と咳は続いていますね。徐々に頻度は減っていますが、憂鬱な日々が続いています。単なる風邪じゃないですね」(48歳既婚男性・金融機関勤務)

「子供が小学校で伝染ったみたいで、そのまま家族3人全員罹ってしまいました。全員自宅療養だったのですが、子供は症状がまったく出ていなかったので、外に遊びに行けなくて結構ストレスが溜まってイライラしてましたね。自分と妻はいわゆる味覚障害・嗅覚障害・咳・頭痛と症状が出たのですが、熱は3日くらいで下がりまして大体20日が経過した時に日常生活に戻りました。PCR検査って再確認の意味でもう一度するのかと思ったらしないんですね? それに驚きました。そして後遺症が残ったのは私だけです。まだ頭痛と咳が続いています。ウチは出勤しなければいけないので、電車の中で咳を我慢するのが大変辛いですね。もう感染させる咳ではないのかもしれないけど、そんなの周りには関係ないですからね」(40歳既婚男性・大手メーカー営業職)

 私の父親は今年で80歳になるのですが、昨年、新型コロナで同世代の友人を2人亡くしています。

 やはり高齢の方々にとりましてはこのウイルスが脅威であることは間違いありません。

 さらに高齢ではなくても、芸人のハチミツ次郎さんであったり、私も大変お世話になっております松村邦洋さんであったりは、相当危険な状況になられたみたいですから油断は禁物ですね。さらに女優の井上和香さんの場合、ご家族に後遺症はないみたいですがご自身にはまだ残っているとのことです。

 手洗い・うがい・マスク着用・殺菌、大袈裟になり過ぎず軽く見ず正しく恐れる。私たちにはこれらを当たり前の生活習慣にすることしかできないので、ワクチンもさることながら各薬の承認を早めていただきたいですね。

徳光正行(とくみつ・まさゆき)
1971年12月生まれ。茅ヶ崎市出身。日本大学芸術学部在学中よりミュージシャンを目指すが、父の病により断念。その後、司会業やタレント業に従事する。また執筆活動にも着手し『伝説になった男~三沢光晴という人~』『怪談手帖シリーズ』などを上梓。1月28日、『現代怪談 地獄めぐり 羅刹』 (竹書房文庫)を出版。現在YouTube「徳光ちゃんねる」でも活躍中。

デイリー新潮取材班編集

2021年2月2日掲載

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