事件現場清掃人は見た お風呂で「お婆ちゃん」はなぜ煮込まれてしまったか
自殺や孤独死で遺体が放置された部屋は、死者の痕跡が残り、凄惨な状態となる。それを原状回復させるのが、特殊清掃人の仕事である。2002年から特殊清掃に従事し、昨年『事件現場清掃人 死と生を看取る者』(飛鳥新社)を上梓した高江洲(たかえす)敦氏は、東京郊外の一軒家で、思いもよらぬ現場を目の当たりにした。
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これまで高江洲氏が手掛けた事件現場は3000件以上。ぶら下り健康器を使って首吊り自殺した母娘、娘を刺殺して、自身の首を切って死んだ母親……。...