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御利益を願う芸能人がいっぱい

「もともと近くに太秦の撮影場があったため、映画関係者からの要望で芸能神社が創建されたそうです。以前はまったく知られていなかったそうですが、数年前のパワースポットブームで注目され、SNSにも上げられるようになると、東京からも売れたい芸能人がお参りするようになったんです」

 奉られているのは天宇受売命(アメノウズメ)。天照大御神が天岩戸に隠れて世界が暗闇になったとき、岩戸の前で踊ったのがウズメだ。外の騒ぎが気になり、天照大神が岩戸を少し開けたところを引き出し、無事に世界に光が戻った。このため、ウズメは日本最古の踊り子、芸能の女神として知られているのだ。

 芸能神社を囲むように並ぶ朱色の玉垣は4000枚以上。その一枚一枚に、御利益を願う芸能人の名が書き込まれている。

 蛭子能収、手越祐也、押切もえ、KABA.ちゃん、山里亮太、博多華丸・大吉、野々村真、川崎麻世、三浦理恵子、辺見マリ、辺見えみり、福田沙紀、南野陽子……。他にもジャニーズやももクロ、EXILEなどもあるとか。これを見て回る観光客も多いそうだ。

 芸能神社の公式ホームページによると、奉納料は1枚1万3000円。掲載期間は申込日より2年間とある。

「玉垣は2年経つと、新しく奉納した方に替わっていくので、もうなくなっているかもしれません。でも、コロナ禍で参拝客も減っているでしょうから、ひょっとするとまだあるかも。できれば、もう一度、2人でお参りできればよかったんですけどね」

デイリー新潮取材班

2021年2月1日掲載

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