「五輪は無観客開催」に舵を切り始めた「菅内閣」からもれるため息と「打つ手なし」
普段なら平気なはず
自民党の松本純国対委員長代理と公明党の遠山清彦幹事長代理が、緊急事態宣言中に銀座のクラブ通いを報じられ、それぞれ役職を辞任。ただでさえコロナ禍対応で支持率低下を余儀なくされていた菅政権には手痛い一撃となったわけだが、開催まで7カ月を切った東京オリパラがどうなるのか、切り札のワクチン接種の今後についてレポートする。
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「支持率と不支持率が逆転する中で通常国会が始まって、失言とか不祥事とかスキャンダルとかがなければいいなぁと思っていたのですが、早速出てきてしまいましたね。それも普段なら平気なはずで、スキャンダルとは言えない類のもので、なんとも情けない思いでいっぱいです」
と、官邸関係者。官邸を守る立場だからだろうか、「普段なら平気なはずで、スキャンダルとは言えない」という言葉が強がりにも聞こえる。
「今回の問題行動は、正直、ボディブローのように効いてきています。緊急事態宣言中に国民に自粛をお願いしている中で、銀座でレストランにクラブとはしごして……というのは通らないですよね。しかもクラブでは陳情を聞いていたとか松本さんは弁明していましたけれど、そんなウソを誰が信じるんでしょうか。遠山さんも公明党や支持母体の創価学会は目をかけてきただけに、その後にも“政治資金でキャバ通い”などと報じられて、まぁ2人とも今年の総選挙で選挙民の洗礼を受けるほかないですね、これは」
コロナ禍の処理につまずき、支持率を下げてきた菅政権だけに、今回の一件でもさらに支持率を下げることだろう。
その一方で、切り札とするワクチンの状況はどうか。
「菅さんがワクチンに賭けてきたのは事実です。しかし、当初の想定よりも接種スケジュールがずれ込み、これについては菅さん(義偉首相)も落胆というか、渋面を作っている感じのようですね」
と政治部デスク。
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