田中将大「僕らは何もしていないのに…」不祥事で“幻のセンバツ”に泣いた有名選手
3月19日に開幕する第93回選抜高校野球。これまで数多くのプロ野球選手がセンバツから巣立っていったが、その一方で、不運な出場辞退で涙をのんだ球児たちも少なくない。“幻のセンバツ”に泣いた、後の有名選手たちを振り返ってみよう。
近畿地区2位の好成績を挙げたにもかかわらず、野球部員とは直接関係のない不祥事による推薦辞退で甲子園への道を閉ざされたのが、上宮時代の黒田博樹(元広島)だ。
西浦克拓(元日本ハム)、溝下進崇に次ぐ3番手の控え投手だった黒田は、速球に威力があったが、制球難を克服できず、チームが優勝した1991年秋の大阪府大会では、1試合も登板できなかった。...