上白石萌音「ボス恋」で判明した意外なファン層 「うちの息子の嫁に」という目線

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 1月12日に初回が放送された連続ドラマ「オー!マイ・ボス!恋は別冊で」(TBS系列・火・22:00)の視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区、リアルタイム、以下同)は世帯平均が11・4%、個人が6・5%だった。

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 民放キー局でドラマの制作に携わる関係者は、「このドラマの視聴率を精査すると、主演を務める上白石萌音さん(22)を支持しているのは、意外な視聴者であることが分かります」と指摘する。

 上白石と言えば、2016年に公開されたアニメ映画「君の名は。」[新海誠監督(47):東宝]のヒロインを吹き替えて注目された。そしてアニメ作品といえば比較的、若い年齢層の観客が視聴するイメージがある。

「ボス恋」も、TBSの“火曜ドラマ枠”で放送されている。この枠は午後10時から放送され、「逃げるは恥だが役に立つ」(16年)、「あなたのことはそれほど」(17年)、「義母と娘のブルース」(18年)といったヒット作で知られる。

 それぞれ「逃げ恥」、「あなそれ」、「ぎぼむす」という略称で親しまれたことも記憶に新しい。やはり火曜ドラマ枠といえば、ファン層は若いイメージだ。

「彼女と同世代であるF1層(註:20歳から34歳の女性)から圧倒的な人気があると思っていましたが、視聴率のデータを見ると違うのです。

 第1回の視聴率はF1が6・5%、F2(35~49歳)が8・3%、F3(50歳以上)が10・2%という内訳です。女性視聴者の年齢が上がるにつれて、視聴率が上昇しています」

「ボンビーガール」の場合

 裏番組や前番組の視聴率も調べると、その傾向は更に鮮明になるという。

「『ボス恋』のF1視聴率6・3%に対して、裏番組の『幸せ!ボンビーガール』(日本テレビ系列・火・22:00)のF1視聴率は6・8%でした。

 TBSが午後8時57分から放送する前番組『マツコの知らない世界』のF1視聴率は9・1%でしたから、『ボス恋』が始まってチャンネルを変えたり、消したりしたF1層がいたことになります」(同・関係者)

 ちなみに「ボンビーガール」のF3視聴率は7・5%だった。

「上白石さんは去年の1月から3月まで放送されたTBS火曜ドラマ『恋はつづくよどこまでも』でも主演を務めました。視聴率を振り返ってみると、やはりF3層の支持が鮮明です。

 最終回の世帯平均視聴率は15・4%。F1は8・1%、F2は10・9%、そしてF3は何と12・9%を記録しています」(同)

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