「河野行革大臣」Twitter騒動を検証 「デイリー新潮」も“ブロック”されるのか?
“エゴサーチ”までして、ブロック相手を探し出す執念
河野氏が“ブロック魔”として名を馳せたのは、昨年2月のことだ。辺野古問題についての河野氏の発言や行動をTwitterで批判していた沖縄タイムス記者を、こっそりブロックしていたことが発覚したのだった。
「沖縄タイムス記者は、外務大臣として河野氏の資質を疑問視する内容のツイートをたった2回つぶやいていただけで、弾かれていた。河野氏がわざわざ『エゴサーチ』して、記者のツイートを見つけ出している疑惑も持ち上がった」(同)
「エゴサーチ」とは、ネット上で自分の名前を検索すること。前述した「恋愛相談」のツイートなども、どうやら自ら探し出しているようなのだ。ブロック事例はこの一件にとどまらず、
「その記者が、沖縄タイムスのコラムで“ブロック体験”を書いて話題になると、Twitter上では、“私も”“僕も”と次々“ブロック被害者”が名乗り出てくる事態となりました。その様子から河野氏が発信力のあるジャーナリストだけでなく、片っ端から自分が気に入らない人をブロックしていることも明らかになった。その数は、少なくともゆうに1000人を越えるとも言われています」
防衛省の定例会見で、なぜ沖縄タイムスの記者をブロックしたのかと問われた河野氏は、「誰をブロックしているのか、いちいちそこまで見ておりません。誹謗中傷についてはブロックしています」、「個人が暇つぶしてやっているものについて、とやかく言われることはないと思います」と言って退けたのだった。
今も変わらぬ“ブロック癖”
当然、一国の宰相を目指す政治家としては狭量すぎないか、との声が上がったわけだが、あれから1年経っても、河野氏が変わらず“ブロック活動”に勤しんでいたことが、最近露呈した。
河野氏がワクチン担当大臣に就任すると伝えられた1月18日。コラムニスト・小田嶋隆氏はこうツイートし、いつの間にかブロックされていたと明かした。
〈河野太郎氏がいまだにオレをブロックしていないのは、「君はまだブロックに値する存在ではない」「てか、お前なんか眼中にないぞ」というメッセージとして受け止めている……と書こうとして、一応確認のためにアカウントを見に行ったらブロックされていたでござる。正直、ちょっとうれしい〉
ジャーナリストの畠山理仁氏も、
〈ひょっと事態に変化があるかもと思い、河野太郎氏 @konotarogomame のアカウントを覗きに行った。まだブロックされていない私の知り合いが、河野氏に畠山のブロック解除を呼びかけていたからだ。しかし、何も変わっていなかった〉
すると、ジャーナリストの立石泰則氏もこう続いたのである。
〈畠山さんがブロックされていると知って驚き、念のため私も河野太郎のアカウントをのぞきに行ったら、見事にブロックされていた。なにか嬉しい……。一人前として認知された気分だ。しかしフォローもしていないしツイートもほとんど読んだことのない私までブロックするとは、河野の被害妄想に呆れる〉
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