肺がんで余命2年と宣告された医師の告白 「コロナは5類に。報道には虚しさを感じる」

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「一度きちんとした診察受けてみたら」と妻が言った。阪急電鉄六甲駅近くの「関本クリニック」の関本剛院長(44)は2019年夏ごろ咳き込むことが増えた。小児喘息の経験があり、大人になってからも空気の悪い場所で咳き込むことがあり、さして気にしなかったが「医者の不養生といわれるのも本意じゃない」とばかり検査を受ける。

 10月3日、六甲病院で知人の医師に胸部CTを撮影してもらう。胃カメラ撮影の仕事の手伝いに通う馴染みの施設だ。だが、馴染みの放射線技師と一緒に写真を見た瞬間、頭が真っ白になる。...

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