ホラン千秋「Nスタ」がなぜか急上昇中 コロナ第3波で夕方ニュース戦争は激化

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「every」の強さとは

「逆にF3層(50歳以上の女性)で見ると、『every』10・0%、『Nスタ』8・2%、『Jチャン』7・8%、『イット』4・0%となります。上位3位にそれほどの差はなくなりますから、『Nスタ』と『Jチャン』の視聴者は主婦層が多いことがわかります」

「Jチャン」はもともと主婦層に人気があるとは言われてきたが、「Nスタ」の視聴率アップもホランのおかげか。

「彼女は、まだまだ『every』の背中は遠いと思っているのではないでしょうか。13日の放送では“女子学生が選ぶ2021トレンド予測”なんてやっていましたから、そもそも若者に向けた内容ではありません。ひょっとすると主婦層人気はホランというより、メインキャスターの井上貴博アナにあるのかもしれません」

 イケメンアナという印象はないが……。

「進行もそんなに上手いというわけではない。でも、どこか峰竜太を思わせるような親しみやすい風貌で、なんだか尻に敷かれてそうな……」

 峰竜太はダメ亭主としてお茶の間の人気を得ていたが、そこか! ならば絶対王者「every」のメイン藤井貴彦アナはどうか。彼もイケメンアナとは言われない。

「彼は見た目云々よりも、アナウンサーとしての実力が認められています。これまでにも彼が発した言葉は、話題になっています。『Nスタ』が追い上げた11日の放送でも、“藤井アナ”がトレンド入りしていました」

 1月11日は成人の日だった。各地で成人式が中止になったニュースを読み上げた後、藤井アナが新成人に贈った言葉が、“泣ける”と話題になったのだ。

藤井アナ:一生に一度のことですから「残念」という言葉では足りないかもしれません。ただ、この新型ウイルスに苦しんだ経験は人の気持ちを理解する上でとても重要だったと思います。世の中、思い通りにいかなくても、誰かの批判をするのではなく、誰かのために力を発揮できる強い大人でいてください。成人おめでとうございます。

 やはり報道番組は、アナウンス力で決まるのか。とはいえ、カトパン「イット」も10月改編が功を奏し、数字を上げてきている。今後、ますます夕方ニュースの戦いは熾烈を極めることになりそうだ。

週刊新潮WEB取材班

2021年1月18日掲載

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