「フワちゃん」弟が明かす知られざる素顔 タメ口の理由、家族の話は口止め
自らの名が昨年の流行語となったのがフワちゃん(27)である。コロナ禍にあえぐ列島に躍り出たユーチューバー芸人は、ついに大晦日の紅白歌合戦にも登場。その勢いは衰え知らずだが、騒々しい芸風の裏では、意外な“情報統制力”を駆使しているというのだ。
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大御所タレントからコロナ感染防止PRで対談した小池都知事まで、物おじせずに“タメ口トーク”を展開するフワちゃんは、年末年始もテレビに出ずっぱり。芸能記者が言う。
「大ブレイクした昨年は、330本以上のテレビ出演を果たし、新語・流行語大賞のトップ10に選ばれました。紅白では、自身が憧れる篠原ともえが水森かおりの衣装をデザインしたつながりで、プレゼンターとして出演。ステージから手を振るベテランの水森に『ちゃんと集中して』とたしなめるなど、相変わらずのキャラを見せていました」
そもそもユーチューブで人気に火がついた彼女は、
「学生時代は芸能プロに所属していましたが、事務所幹部の怒りを買って追い出されてしまい、以来フリーで活動しています。現在、個人チャンネルの『フワちゃんTV』は登録者数76万人。そこでは4歳下の弟も『ふわけん』という名で出演しています」(同)
フワちゃんの実家は東京・八王子。動画にも登場するその弟に、旧年をけたたましく駆け抜けた姉の年越しについて聞くと、
「フワちゃん(姉をこう呼ぶ)からは、大晦日に『紅白出るからみんなで見てね』とラインがありました。僕からは『頑張って』と返しましたが、忙しいみたいでその後は返信がありません」
とのことで、あらためて姉と歩んだ“道のり”を振り返るのだ。
「子どもの時から元気のかたまりでした。フワちゃんが中学生で、僕が小学校高学年の時に、自宅で一緒に動画の撮影を始めたのです。内容はおふざけの芝居みたいなものばかりで、公開するためではなく、ただの思い出作りの動画でしたが、それが今の活動に繋がっているのかなと思います」
心構えは「演歌歌手」
小学生時代には2年間、父親の仕事の関係でロサンゼルスに在住。当時から周囲に“クレイジーガール”と呆れられるほど活発だったと、彼女はテレビで回想しているのだが、
「元々あんな感じの人でしたから、アメリカへ行って変わったというわけではありません。現在、皆さんにタメ口で接しているのは、その人を軽んじているのではなく、仲良くなるための手段なのだと思います」(同)
その一方で、
「フワちゃんからは“私のことは話してもいいけど、家族の話はやめてね”と口止めされていて……」(同)
ちなみにフワちゃんの父は現在、八王子市内でIT関連の会社を経営。知人によれば、
「顔は娘さんにそっくりですが、自分からは一切、フワちゃんの父だとは明かしません。職場のラジオから娘さんの話題が流れてきても、まったく意に介さず仕事をしています」
とのこと。先の芸能記者が言うには、
「フワちゃんは日頃から“私が今あるのは周りのおかげ”“1日に1回は今の自分を振り返る”などと、ユーチューバーというより演歌歌手のような心構えを口にしている。露出続きの自身とは正反対に、家族を露出させまいとする姿勢も感じられ、きわめて緻密な計算が働いているといえます」
破天荒な言動がウソに見えてしまうほどの“マネジメント能力”をお持ちのようなのだ。