「文在寅」と彼を取り巻く「政権中枢左派」の「自己利益のみ追求型スタンス」
存在する二つの敵
文在寅大統領は韓国左派らしく、親北・親中路線を堅持する一方、米国とは距離を置き、在韓米軍撤退論まで取り沙汰された。その一方で清廉を売りにする左派らしからぬ面も。米国留学を経験した子息には国家から支援金などがもたらされ、同じく初代の秘書室長、外交部長官にもまた“親族優遇”の実態が明らかとなった。韓国左派典型の自己利益のみ追求型スタンスについてリポートする。
韓国の左翼勢力には二つの敵が存在する。
一つは階層間の相違、つまりは富の不平等を造成する資本家(財閥)であり、もう一つは外部勢力と呼ばれる米国である。...