「慰安婦への賠償命令」で持ち上がる、日本拠出「5億円」の行方と支援金の「二重取り」疑惑
元慰安婦6名は金銭受領済み
旧日本軍のいわゆる「慰安婦被害者」が日本政府を相手取って起こした訴訟で、原告1人当たり1億ウォン(約950万円)の賠償金支払いを命じる判決が下った。実は、提訴した元慰安婦12名のうち6名には、日本政府が資金を拠出した財団から既に1億ウォン(遺族には2000万ウォン)が支給されており、今回更にカネを上乗せする理由が判然としない。加えてこの財団にはまだ5億円のカネが残されているはずなのだが、それが行方知れずなのだ。
この判決を受け、日本政府は控訴せず、ICJ(国際司法裁判所)への提訴を検討しているようだが、提訴することによって、韓国側の主張を国際的に広める機会になりかねないとして慎重で、当面は韓国政府の出方を見極める方針でいるようだ。...