巨人の新外国人「スモーク」は遅咲きの男 専門家が日本での“打率と本塁打”を予測

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ダルビッシュからソロ本塁打

 そして30歳になった2017年には、打率.270、38本塁打、90打点を記録し、初めてオールスターに出された。18年は25本塁打、19年は22本塁打と3年連続で20本以上を打った。昨年は、打率.176、5本塁打と振るわなかったが、

「開幕が4カ月も遅れたわけですから、コンディション作りも難しかったはず。2018年と19年に首位打者だったブルワーズのイエリッチでさえ2割5厘しか打てなかった。昨年の成績はあまり参考にならないと思います」(同)

 それでも、昨年8月のカブス戦で先発したダルビッシュからソロ本塁打を放ち、ノーヒットノーランを阻止した。どうやら、まだ衰えていないメジャーリーガーということらしい。

 日本の野球にどのくらい対応できるか。

「セリーグの投手は、変化球も多彩で、コントロールも非常に良い。それに最初は戸惑うかもしれません。でも、辛抱して使って行けば、打率は.240以上、本塁打は25本以上打てると見ています」(同)

 守備も安定していて、グラブ捌きもうまいという。巨人ではクリーンアップを任されそうだ。

 巨人に入団したのは、日本で好成績を残しメジャーでの評価を上げるのが目的という報道もあったが、

「メジャーでは、35歳を超えた選手と契約するのはなかなか難しい。巨人で活躍しても、メジャー復帰はまずないでしょう。引退前に、日本で稼ぐのが目的だと思います」(同)

週刊新潮WEB取材班

2021年1月13日掲載

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