事件現場清掃人は見た 母娘無理心中で今も忘れられないブランド品“1000万円の山”
孤独死や自殺などで、遺体が何日も放置された部屋は悲惨な状態になる。それを原状回復させるのが特殊清掃人の役目である。『事件現場清掃人 死と生を看取る者』(飛鳥新社)の著者の高江洲(たかえす)敦氏は、2002年からこの仕事を始め、これまで3000件以上の現場を手がけた。今回は、3年前に起きた母娘の無理心中事件について聞いた。
***
80代の親が50代のひきこもりの子どもを養う「8050問題」。2019年3月に発表された内閣府の調査によると、40歳から64歳までの中高年ひきこもりの数は、推計で61万3000人にも達するという。...